ビタミンAはレチノールとカロテンの2種類の創傷であり、眼、喉、皮膚などの粘膜を健康に保つために欠かせない栄養素です。
レチノールは科学名ではレチノイドと呼ばれます。
ビタミンAがとくに目との関りが深いことはレチノイドという名前が網膜の英語表記からきていることから分かります。
網膜には目から入る光を感知して脳に送るという役割があり、それが見える機能を支えています。
網膜に存在する物質であるロプドシンの主成分がレチノールであるため不足すると視覚障害や夜盲症を引き起こすことがあります。
また、網膜以外にも口や鼻、喉、胃腸など体内の粘膜を健康に保つのに役立ちます。
鼻や喉などの粘膜は、遺物や病原菌の侵入を防ぐバリアとして働くため、不足すると風邪などの感染症にかかりやすくなります。
一方カロテンにはβカロテン、aカロテンなどの様々な種類があり、体内でビタミンAと同じ働きをする物質(プロビタミンA)に変わります。
レチノールとカロテンが含まれる食べ物としては、レチノールは主にレバーやウナギ、卵黄などに、そしてカロテンは人参やモロヘイヤなどの緑黄色野菜に含まれています。